福家ホーム株式会社のホームページ

お父様が先日お亡くなりになり、同居している息子M様から相談がありました。

M氏曰く、「二人で住んでいた持ち家が、一人になって寂しくなった・・・。」

そのような中、突然の義理弟（妹の旦那）からの一本の電話。

「あなたの（M所有）の土地の評価額はいくらなのですか？固定資産税はいくらきてますか？・・・」と。

仲の良かった妹（旦那も含め）は、父が亡くなって納骨も済まないうちに遺産分割の話・・・。

亡き父は、遺言も残さず、法務局にも自筆遺言も預けていない。

しかも、義弟からの話では、妹は認知症の診断・・・。

このような状態のため、血のつながっていない、ましてや法定相続人でもない、義理の弟からの遺産の話に違和感を感じたらしい。

相続人のM氏と、妹が法定相続人です。

M氏が暮らしている土地を分割するわけにもいかない。

妹の相続分半分を代償金を支払い、暮らしている土地を全てM氏にすることもできない・・・。

なぜか・・・、妹が認知で遺産分割協議ができない。

旦那さんは後見人にもなりたくない、後見人も立てたくない・・・とのこと。お金がかかるし、維持費もかかるし・・と。

司法書士の先生にも聞きましたが、まずは、法定相続で、妹と半分ずつの共有にしていくしかなさそうだ。

その後、今後のことは成年後見人を立ててもらい、いま暮らしている亡き父の思い出家がつまった家と土地を守っていきたい・・・というM氏の気持を尊重したい。

＃空き家　＃相続　＃遺産分割　＃三浦　＃成年後見人