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本日、横浜市金沢区六浦町の土地の引渡しを無事に完了することができました。

土地売買契約時には、当初、土地に関する境界標が２点ありませんでした。

契約前に、土地家屋調査士のK先生に、現況の測量調査を行っていただいた結果、既存の境界標に従っていくと、相隣関係との越境箇所が数か所ございました。

売買契約では、確定測量を子なう条件、そして、決まった境界線に隣地との越境物がある場合は、現況の双方の確認、将来の越境の解消を証する覚書の作成となります。

この作業が完了できる条件で売買契約を締結し、晴れて、本日、土地の決済、引渡しとなりました。

先月の売買契約から２週間の間、土地家屋調査士K先生は、民有地数名の境界確認の立会承諾印をすみやかにいただいてくれました。

ポイントは、公道に面するため、横浜市との道路境界標の確認と承諾も必要となります。

もともと、横浜市の金沢区土木事務所に、公道の確定図がありましたので、その確定時に基づき、現況の境界標を設置したうえで横浜市の境界承諾が得られれば、確定測量の完了となります。

実測の成果は、公簿（法務局に地積測量図があるかないかは不明ですが謄本の記載面積）の面積と概ね相違もないのですが、多少の誤差があれば、この確定測量完了のため、直近で実際に得られた面積に公簿の面積を訂正することも可能となります。翌年から固定資産税も変わりますが・・・。

土地家屋調査士の正確な図面にもとづき。相隣関係での越境の部分をその現況図も記載していただいておかげで、その図面を添付した越境解消の覚書を作成することができました。見た目もわかりやすいのです。

今回の土地は、昔に測量は行ったことは法務局備え付けの地積測量図でわかったのですが、長年の年月が経過すると、得てして相隣関係同士、境界線付近に設置する工作物が出ていたり入り込んだりすることもございます。

時効取得（善意は１０年、悪意は２０年）とならない様、この得られた正確な図面にもとづき、相隣同士の境界確認と工作物のわずかな越境に関する将来の解消にもとづく書面作成が必要となる理由なのです。

売買契約から１か月ちょっとでの決済。

今回の横浜の土地取引のスピーディーな期間は、ひとえに、土地家屋調査士K先生の俊敏な行動、そして、買主F社の俊敏な資金調達の手続きの賜物と思いました。

本日は、売主E様、買主F社様、お引渡し、おめでとうございました。